DRAGON SOUL

Knight & Emily 〜fine difference power〜

第0の0笑

意識すること


ずーっと昔


何かで


それはあんまりよくないこと


っていうか


レベルの低い意見


っていう


すり込みがあった


そう


小学生の頃


あの先生が言っていたから


四年生の学級会のとき


ある議題に対して


これからどうしたらいいか


に対する意見


こういった話し合いのとき


決まって出てくる意見が二つあった


ひとつは


忘れた



もうひとつが


心がける


なんとも便利なフレーズで


全ての話し合いの場で


100パーセントの確率で


登場していたことを


記憶している


全ての議題に対して


真っ先に挙がる常連


とりあえずビールみたいな


あの日もそんな感じで


誰かが勢いよく手を挙げ


意見の二大巨頭を言い放った


う〜ん


もうひとつを思い出せない


注意する


だったっけ


まあいい


とにかくそのド定番をスラスラと言った


その後もたくさん意見が出れば


意見界のツートップは


その両翼を担うことなく


その他大勢の意見の中に埋もれてしまい


最後のまとめのときには


焼酎かワイン


ハイボールや日本酒


ウーロン茶とか


に席を譲ることになる


いや


最初に


何でもいいから


口火をきることが大事だから


切り込み隊長として


十分な役割を果たしていたのかも知れない


しかしその日は意見が続かなかった


それで先生が


具体的にどうするか言わなあかん


とか


あんまり正確には覚えてないけど


心がけるなんて当たり前


とか


そんなことを言っていた気がする


その先生の名誉のためだが


実際におっしゃっていたことは


はっきりと覚えていない


ただ


当時


先生や親


大人を神格化していた産毛な僕は


心がける


などという


それを言ったらなんでもそうやん


とか


そのためにどうしたらいいの


からが重要


と考えるようになってしまった


確かに


心がける


ことを忘れてしまったときの対処法



心がけること



忘れないための対策



大切


だけど


心がけること


がベンチに退がるような意見ではない


というより


そもそも抽象度が違う


抽象度


という言葉を知ったのが高3やから


まあしょうがないわな


とにかく


勝手に評価を下げてしまった


心がける


それが最近


僕の中で権威を取り戻しつつある


とある本に


意識すること


が大切だと書かれていたこと


そして


本当にもう


あなたのCDを聞くために




わたしは今の仕事を辞め


独立或いはFCオーナーになろう


と考えていた


にもかかわらず


結局今の仕事に戻る




という


あの感動の別れはなんだったんだ


みたいな感じ


をやってしまった


これ


読んでる人


わけわからんやろな


要は


今の仕事辞めて


ココでがんばる〜


と思ってたのに


ひと月も経たへんうちに


今の仕事に戻るという


でも


ココの近くの書店でそのCDに出逢ったから


無駄じゃなかったな


ってことで


そのCDにも


意識することが大切って言ってて


それは



今に心


今を大切にするのに簡単な方法は


意識すること


ってことらしい


筋トレするときも


鍛えてるとこを意識した方がいい


何を食べるかよりも


どんな気分で食べるか


って聞いたことある


直感的にも


楽しくしてたらいいやん



思う


意識すること


意識することを忘れているときはええわ


なんかやってるやろ


フッと不安になるのは暇なとき


そんなときには


意識する


今やってることを意識すること


かつて必死やったけど


今は余裕のよっちゃんでやってる


今眼の前の仕事


今正にやってる仕事


今食べていること


テレビ見ながら食べてないかい


大丈夫


今家にテレビない


今歩いていること


歩くことも深いよ


姿勢


目線


身体の傾け方


脚はどこから生えてるつもりだい


リズム


呼吸


表情


雰囲気


何もしてない


そんなことない


呼吸している


俺は生きている


ここまでくると


きみ大丈夫?


ってなるかな


しかし七つの心の柱


睡眠


食事


運動


笑顔


笑声


掃除


姿勢


これは意識しよう


一人ひとりの中に神様はいるらしいよ


日本で神様は柱に宿っているらしいよ


木に主


ピシッとした柱を自分の中に建てようよ


ピシッとするには基礎が大事だよ


七つともぜーんぶ当たり前のことだよ


成功するための秘訣はなんですか


頭良くなるためにはどうしたらいいですか


試合で最近スランプなんですけど


外に他人に向かってちゃ見つかんないよ


大切なものは自分の中にあるから


もう持ってるから


赤ちゃんだって持ってるから


人は何回も生まれかわるらしいよ


だとしたらさ


子供って親よりエライんだよね


わかるかい


まぁ


その子が人間何回目かにもよるから


絶対とは言えないけどね


意識すること


何気ない日常の中にこそ幸せは隠れてんだ


それに気がつかないなんて


なんて


幸せなんだ


幸せすぎるよ


でも


もしそれに気づけるほどポカンとなっても


心にポカンと穴が空いても


大丈夫


大丈夫だよ


もし


もしも


今を意識することすらできなくなっても


取り越し苦労


後悔


悩みなんてたいていこのツートップだ


どうにもならないこと


わかってても今を奪われて永遠と悩む


心に✖️のシャワーを浴びせてるのが


悩みだ



感謝すればいい


けどできない



やってることを意識すること


できない


意識できる心の余裕がなくてもいいように


昔の人は行動をつくった


最愛のひとを亡くした


お通夜お葬式


いったい誰のためにやるのか


四十九日初盆


忙しくして


亡くしたひとの心


を忘れさせるためだ


だから行動


七つの心の柱


よく寝ろ


よく食え


よく動け


よく笑え


よくなることを言え


よくよくきれいに掃除しろ埃は誇りだ


動くための神様からのプレゼントだ


そして姿勢をよくしろ


心もな


この当たり前のことすらできない


する気も起きない


心配するな


最後に教えたる





働け






以上


つべこべ考えるな


人が動いてりゃ大丈夫


人と動いてりゃ大丈夫


一人じゃない


それができりゃ大丈夫だよ


それができたとき


人は大人になる


生きてりゃ


いろんなことを


思う


大人が


たくさんのいっろんな✖️を


懐に包み込めるようになったら


爽やかに生きられる


嬉しい楽しいとは違う


嬉しくない楽しくない


とか浮き沈みがない


常に安定してて


まわりからも頼りにされる


まわりに醸し出す絶対的安心感


それが大黒柱



なれなくてもいいよ


とりあえず働け





悩んでいるのは暇だから





第13笑

「足るを知る


    僕の課題


    まだまだやな」


「まぁ


    そう言わんと


    ええころかげんにいこ」


「せやな」


「それにさっき本探しに行ったとき


    歩くついでに本整えてたやん


    あれええやん


    微差力のうちに入るんちゃう」


「いかにさりげなく


    ごく当たり前にやるか


    自分がかっこいいと思うからやってる」


「ナイスやね」

第11笑

「紅白司会者という役を演じていた」


「あーなるほど」


「それやったら


    初めてでもうまくできるかもって


    感じやろ?」


「うん」


「だって女優さんやもんな」


「そーゆーふーに僕も仕事したらいいんやな?」


「醤油こと」


「それコーヒーやろ!」

第10笑

「パッと見、カッコイイかどうか」

「また話飛ぶな」

「もうこれに尽きるわ僕」

「どういうこと?」

「そのまんまやって

    何をするかとか

    どんな仕事するかとか

    お金持ってるとか

    社会的地位があるとか

    そんなんより

    てゆーか

    その前の前提で

    カッコイイかどうか

    それが全てやな

    とりあえず

    爽やかで清潔感をキープしたい

    それを極めたら

    結果一番の社会貢献やと思う」

「芸能人みたいに?」

「正解」

「そうは言っても

    理想の仕事とか職場を求めてまう

   ことがあんねんな」

「何をするかよりってゆーてるくせに?」

「弱いの」

「ショボイな」

「人間だもの」

「そんなときはな、役者になったらええで」

「なんやて!」

「わざとらしな」

「すまん」

「テレビで見たんやけど

    SMAPの中居君と仲間由紀恵

    紅白の司会したときがあってな

    そのとき、仲間由紀恵の司会が

    初めてにしてはうますぎたらしいねん

    中居君が言うには」

「ほん」

「初めてであの司会は考えられへん

    くらいにうまかった

    で

    中居くんの分析によると」

「よると?」

第9笑

「0なん?」


「ん〜


    仕事中の笑顔くらいかなぁ


    かろうじて。


    食事は気をつけてるけど


    決定的に感謝ができてない」


「まぁ難しいけどな、実際」


「せやねん」


「この7つってさあ


    今の日本人にとって


    当たり前のことに感謝することやろ


    しかも


     感謝=行動


     になってるよな」


「さすが!


    思ってるだけやったらあかんねん


    意識しながら行動したり


    意識すんの忘れてても


    思い出すキッカケをつくっといたり


    ほんで


    最後の止心柱が姿勢やろ


    たぶん全てを貫いてんでこれ」


「うん


    餓死寸前とか


    外歩いてたら弾丸かすったとかが


    日常やったら


    ほんまにただただ感謝やろな


     でも、そうでない私らが


     感謝すべきことに気づいてないことが


     悪いわけではない


     けど


     普遍的に大切なことっていうか


     幸せって感じることって


     すでに持ってるって感じ?


     あと姿勢な


     ナイトもやるやん 」


「ちゃうねん


    例えば笑顔もな


    エミリィみたいなんは


    僕には無理やねん」


「そらそうさ


    私じゃないんやから」


「うん


    けっこー前に気づいて


    僕には僕にぴったりの笑顔っていうか


    結局相手に伝わるところの気持ち


    の表情をつくったらええって


    わかってん


    だから


    顔だけで笑ったら不自然やん?


    僕自身がもしそれをされたら


    気づいてまうから


    それはやめてん」


「あ〜  

   

    それで姿勢の大切さに気づいたんや」


「そうそう」


「いい表情しようとしたら


    いい姿勢しやなあかんもんな」

第8笑

「なるほど」


「ありがとう」


「それで私を呼んだんや」


「そう」


「こんなことに共感できる人って…」


「そう」


「結局、一番大切なことは基本やねんな」


「そう」


「普段意識してないことやんな」


「そう」


「ナイトは、この7つ


    どこまで集められてんの?」


「0」