第18笑
「まぁそこで おっ となりました」
「ふむ それで」
「はい その後
アン王女がベッドで
センキュとかおっしゃっているあたりから
ストーリーは見えてきました」
「ほう」
「タイトルが『ローマの休日』ですから」
「なるほど そこから推測できたわけね」
「左様、拙者の読みが確信に変化したのは
オードリー殿が脱獄したときでござるよ」
「脱獄?」
「脱獄ではござらぬが
間違った表現とは言い切れぬでござるよ」
「ふーん」
「まさに休日と決定したのはスペイン広場や!」
「あっそれは知ってる!」
「僕も見たことなかったときでも知ってたよ」
「うん、それは有名やんな」
「うんうん ジェラートや!」
「うちも食べたい!」
「なんてミーハーな!今ここで食え!コンビニで買って!」